2016年2月12日金曜日

手配

 正午起床。新刊書籍注文への対応し、手配する。懸念材料一つ減りホッとする。梱包と発送。モニターとMacをつなげてデュアルディスプレイにする。この1年くらい念願のことだったが、色合わせに少し苦労した。やはり軽快である。スバラシイ。重複しているデータ探索ソフトを入れて、ガンガン捨てる。10ギガくらい減った。画像が多い。
 遅滞している「BOOK5」関連作業をわりと大幅に進める。細かい作業の積み重ねなので、最初をひとつやれば、あとは進めるだけなのだがそれができなかった。機械の心でやるべきことを有機的にしているのはとてもよくないことだ。

 これと同じような過ちを私は店番のアルバイトの時にしていた。道を聞かれればiPhoneで調べ、知らないことを聞かれれば店主にiPhoneで連絡をとり、主にiPhoneで手取り足取りに心づくしをすることが店番だと考えていて、頼まれた仕事は遅滞するばかりだった。なおかつiPhoneであわてて調べた情報が微妙に異なることもあり、あのお客様は今頃路頭に迷われているのではないかと心配になるケースも生まれ、後悔を引きずるお互いに嫌な状況に陥ることも多かったのだ。
 しかしある日、とある古本屋の代表の方の接客を見て、「誠実さがあれば心はいらない」という事に気づき、以降は態度を改めた。
 知らないことは「知らない」、他の人に聞いたほうがいいことは「他の人に聞いたほうがいい」と誠実(ここがとても大事である)に伝え、アルバイトであるがゆえにお客様の手助けがごく一部しか出来ないことをなるべく率直に言葉にするようにするようになった。するとお客様は、次のアクションを模索する活気にあふれた顔をされることが多くなったのだ。
 それまでは、私は藁であり、お客様にすがられているのだ、というような考えだった。だが、求められているのはそこまでのものではなく、お客様からは私は壁のように思われていて、投げられたボールをただ実直に跳ね返せばよかっただけなのである。跳ね返りが悪ければ、お客様自身でボールを拾いにゆき、また別の壁に投げられるのである。

 今思い出したが、その代表の方が使っていた言葉で、もうひとつ印象的だったのは「社長に怒られちゃうんで……」だ(もちろん、彼が社長である)。
 これは、私もいつか使いたいと思っている。