2016年2月5日金曜日

そわそわする

 昼起床。元通りになってきてよくない。4月に出る単行本の作業と、BOOK5の進捗作業、少し先への蓄積仕事、他微修正多数やる。
 今月下旬の古本市決まる。50本くらい新たに値付けしよう。値付けしたものを置くスペースをつくらなくてはならない。楽しくなってきた。

 さて、その縛る紐である。
 私が初めて本格的に本を縛るようになったのは、数年前古本屋でアルバイトを始めた時のこと。
 その古本屋は、下町の古本屋で生を受け東京資料会(水曜日)で学んだ店主(3代目)で、早稲田に店をかまえていた。「早稲田は長さがちゲンだよ」と言いながら、早稲田関係の催事では、自作の早稲田の縛り長さ測り棒(紙製)を使用し基準となる縛りを作成、それに倣って高さを揃え、本を縛っていた。
 今考えると独特な行為だが、店主にとっては意味があったのだと思う。
 そこでの紐は、ダイハルで購入した伸縮性のあるやや太めのものを使用していた(市場に出品するものはスズランを使用)。
 その後、引っ越しをしたため中央線の古本屋でアルバイトをすることになった。そこでは中央市でならした方(3代目)が私の上司だった。とにかく量が多く、とある催事では33台出していた。ここでアルバイトしたおかげで、買取りでいくら本が多くても、まったくひるまなくなった。
 市場が好きで、使用するものは会館にも置かれているスズラン(平紐)であった。
 スズランを使いはじめたころは、どうも肌にあわなかったが、しだいにスズランでなければと心変わりをしていって、一時期は希少種の金銀銅黒などを入手、持て余して人にあげるなど、どうかしていたような気がする(黒はツルツルが過ぎて本当に使いづらかった)。
 しかし、そこにUー29の放映が行われる。そこに登場した若き古本屋さんは、柔らかめな紐で本を1×1で十字に縛っていた。衝撃だった。
 それまで、早稲田の本屋さんでは、大判は2×2の十字、小さい本は2(※市場に出す本は3)で縛り、中央線の古本屋さんでは大判は2(丁寧にやるときは3)、小さい本は2。1、という選択肢はなかったのである。
 ある日、偶然紐を使用される機会に居合わせたので質問した。聞くと、どうも南部会館で売られている「南部紐」というものがあるらしく、それを使っていたそうなのだ(北部支部だが、南部の即売会などと親しんでいる珍しい本屋さんなのだ)。
 
 そして今、弊社で使用しているのはこれである。
 信越工業の200番。
 縛りやすく、転がることもない。
 現在、ベストオブヒモ2016である。